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      プリント

      [ レポート ]   2014/10/14(火)


初心者向け、展示やポートフォリオ作成の際のプリント裏舞台のお話。


パソコンの画面とプリントでは色が違う、という話は聞いたことがあると
思います。そもそも両者は色の表現方法が異なるので全く同じ色を表示
していても見た目の印象が異なることがありますし、表示できる色の
範囲も違います。また、きちんと調整しておかないとパソコンで表示されて
いる色とプリントの色がずれていることもあります。

そういったことから「何度か印刷と調整を繰り返して仕上げる」というのは
知っているでしょうが、実はそれだけで済まないことがあるのです。


5R0A7611.jpg


通常ですと試しにプリントして、その仕上がり具合を見ながら何度か
調整をして色を追い込んでいくのですが、場合によってはプリントの
調整だけではうまくいかず、現像からやり直すことがあります。

たとえば、プリントで出せない色があると、その部分を別の色で表現
することになりますが、そのせいで全体のバランスが崩れることが
あります。そうなった場合は全体の明るさや色味を調整することが
必要となり、現像からやり直す羽目になるのです。

特に私の写真の場合、ストロボをピカピカやっているせいでプリント
では表現できない色域が多く、部分的な補正ではバランスが崩れて
しまうため、全体的な現像からやり直さないと駄目な事があります。
そして、その現像が終わったら再び試しプリントをして、色を追い込んで…
と、作業は振り出しに戻ります(笑。

また、プリントした色はしばらく待たないと本来の発色になりません。
なので作業の効率は一気にダウンします。さらに、きちんと乾燥する
までの間はプリント用紙同士重ねてはいけないので(重ねると色が
変色します)、複数のプリントを同時に作業していると、そのうち部屋に
足の踏み場が無くなってきます(笑。


そんなこんなでようやく満足のいく一枚が仕上がったとしましょう。
しかしここでまた別の問題が発生する恐れがあるのです。

展示と同じように並べてみると違和感が…とか、ポートフォリオの
リフィルに入れて最初から順番に見ていったらしっくりこない…
なんて事が発生します。

そんなことが起きないよう、予め荒セレクトしたカットをL版など小さい
サイズに大量にプリントし、それらを使って本セレクトや並び順を吟味
するのですが、本番プリントで印象が変わったり、L版で見た時は
違和感はなかったけれどA3サイズで並べたら違和感を感じる…なんて
ことが起きたりするのです。


そうなってくると、そのカットの代わりに別のカットを選び、再度色を
追い込んで…下手すりゃ現像やり直し…と、無間地獄の始まりです(笑。

もし、その一枚が変更できない/変更したくない場合は、前後(左右)の
二枚を変更することになります。ところがそうやって大きな変更が発生
すると、全体のバランスが崩れたりして、最悪全てのレイアウトや全体の
セレクトから見直したりする羽目になることも。ココまで来ると、いよいよ
ブラックホールに突入ですw。

というわけで、たとえば10作品が展示されていたとしても、その裏には
50枚、100枚といったプリントのデブリ(残骸)があったりする、大変な
手間のかかる世界なのデス。

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