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      夜景ポートレート(ストロボシンクロ撮影)が合成に見えるワケ

      [ レポート ]   2013/04/23(火)


最近、撮影の際にスピードライトを設置し始めると「出た!!合成の元!!」と、
スタッフから笑われるようになりました(笑。



たとえば最近アップしたこの写真。

5R0A6661.jpg

合成に見えるというコメントを頂きました。



実はその感覚は普通です。違和感を感じるのが当たり前なのです。
そこで、今回は何故この写真が合成に見えるのか、違和感を感じるのか、
解説したいと思います。



上の写真と同じ時に、ストロボを使わないで撮った写真がこちらです。

5R0A6663.jpg

最初の写真と少しカメラの設定が違うのですが、ほぼ同じ設定で撮ったと
考えて下さい。背景の感じは最初の写真と同じですが、モデルが暗く沈んで
います。光が当たってないんですね。

もう少し詳しく見てみると、モデルの足下に影が二つできています。影は
左方向に一つと、左斜め手前方向に一つ。つまり、半逆光とサイド光が
当たっていることを意味します。これでは当然顔側が暗くなってしまう
わけです。



それでは、とばかりに露出設定を上げて撮影すると…

5R0A6663-2_20130423163144.jpg

顔は明るくなりますが、背景の色の深みが無くなります。



そこで登場するのがストロボです。背景をそのままに、モデルさんだけを明るく
撮ることを目的として、ストロボを利用します。

今回は顔の向かって左側が暗くなっているので、ストロボを左手前から飛ばして
撮影しました。

5R0A6661.jpg

足下の影を見ると右斜め奥に影が伸びているのが分かります。左手前からストロボを
飛ばしている証拠です。鼻にできている影を見比べてみても、ストロボを使っていない
写真と逆方向に影ができているのが分かると思います。


コツは、ストロボを使わない時の撮影と同じ露出設定にすることです。そうしないと
背景が暗くなってしまいます。たとえばこのカットは、1.3sec F8.0ISO400という
設定で撮っています。

1.3秒というシャッター速度なので、当然カメラは三脚に載せています。また、
モデルさんにもこの秒数を伝え、その間できる限り動かないようにお願いします。


実際、人間が1.3秒間全く動かないというのは不可能ですが、多少のブレなら
(ストロボが光った瞬間にブレてなければ)あまり写真には写らず、目立たない
ので大丈夫ですし、多少ブレたとしても意外と良いアクセントになることもあります。

ただしこのモデルさんはプロの方なので、1.3秒という無茶な設定で撮影しています。
慣れていないモデルさんの場合は、0.3秒ぐらいから始めると良いでしょう。




さてここに、この写真を見たときの違和感や合成感の理由が隠されています。
それは、ストロボを使わない状態と、ストロボを使った状態では、モデルに当たる
光の方向が真逆だからです。

最初(ストロボを使わない状態)、モデルさんには、右奥と右側からの光が
当たっていました。ところが、ストロボを使ったカットでは、それとは逆方向の
光が、モデルさんにだけ照射されています。

その場に無い逆方向の光が、モデルさんだけに当たっている。これこそが、
違和感や合成感の原因なのです。


もちろん当てる光を弱めることでさほど違和感なく撮ることもできます。
教本などではそうやって撮るよう書かれている方が圧倒的なのですが、
ボクはこういう不思議写真が好きなので、ちょっと強めに当てています。




今回はスローシンクロ(シャッター速度を遅くしてストロボを使う撮影方法)で
撮った写真で解説しましたが、ハイスピードシンクロ(シャッター速度が速いまま
ストロボを使う撮影方法)でも、このような違和感を生じさせることができます。



この写真はハイスピードシンクロで撮影したカットです。


この写真も、モデルの光の当たり方がおかしい(モデルだけ別方向の光が当たって
いるのだから当然)、モデルのコントラストがおかしい(モデルだけ別の光が…略)、
背景とモデルのボケ方が違う(レンズの被写界深度があるから当然)、着物のフチに
合成した白い跡がある、故に合成だ、などと散々言われました。

ボケ方や合成の跡はともかく、光やコントラストについては、そこには無い光を
モデルだけに当てているのですから、そう見えるのは当然です。



ちなみに、着物の縁に合成の跡が…というのは、シャープネスの弊害だと思います。

BS3P8570.jpg

着物部分の原寸大切り抜きですが、着物の縁の部分にわずかな偽色が発生しています。
これがシャープネスをかける過程で強調されたのかと。



合成!合成!と言われるのはともかく、困るのは、そういったコメントを見て、
これらの写真が合成だと信じてしまう人が出てきてしまうことです。

はなから「合成」と決めつけられてしまうと、こういった類いの写真のムーブメントが
起きなくなってしまいますからねぇ…。


コメント ( 8 )  |   トラックバック ( 0 )


いやスローシンクロとしか・・・ (ハッピー #- URL)
いえ、自分なんかは最近ストロボは良く使うのでスローシンクロとしか思えなかった訳ですが
でも自分みたいにドールみたいな動かないものじゃなくて生きてるモデルさんですから・・・
ある意味モデルさんすげぇな!とw

コレ、デフューズは何使ってます?
(メタリックな衣装だから気持ち固めな光かな?、と)
[ 編集 ]


 (しょういち #- URL)
コメントありがとうございます~。

この撮影は外気温が数度しかなく、しかも、モデルさんの衣装は薄っぺらいビニール一枚という状態だったので、本当にモデルさんの気合いのおかげで達成できたカットだと思ってます。


写真を見る人は多種多様で、当然カメラを使わない方、カメラを使って間もない方もいるので、難しいところですが、なるべく幅広い方に、理解を深めて頂きたいと思っております。

さて、このカットですが、モノブロックストロボに60x90のライトボックス+グリッドを組み合わせて使ってます。

おっしゃるとおり光は少し堅めで、またなるべく拡散させないという狙いです。
[ 編集 ]


野外でモノブロック? (ハッピー #- URL
モノブロックって電源どうしました?
まさかバッテリー式のモノブロック持ってんですか?

ウチは200Wのモノブロックと50x75のソフトボックスなんかをスタジオでは使ってますが野外だと延長ケーブル+クリップオンに白傘で無精してます。

でもクリップオンってウチのは6,500K位で結構青いので発光部にフィルタ挟んで色温度を下げてます。

カラーメーター欲しいんですが高いんですよねぇ
[ 編集 ]


もしかしてトキスター? (ハッピー #- URL
トキスターの奴3Way電源で良いですねリモコンも良いなぁ
それにあそこのは出力可変しても色温度がそんなにばらつかないようですし
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 (しょういち #- URL)
そうです、トキスターです~。
スタジオ利用の際にも便利なので3台買いました。

ただ、この撮影は人通りが少ない場所だったのでモノブロックを使いましたが、
外ロケではスピードライトを使うことの方が多いです。

600EX-RTは防水で無線、フィルターも使いやすいと、便利になりました。
[ 編集 ]


 (ユウキ #- URL)
初めまして。
とてもいいショットの数々ですね。

スローシンクロで撮影した時たまに違和感を感じていたのですが、この日記は眼から鱗なものでした。
女性の場合肌を綺麗に見せるために明るめにしがちなので背景との違和感が出てやすいのですね。。。
理屈が分かれば逆手に取って応用も出来そうなので、合成とは違う表現が出来きそうな気がします。
[ 編集 ]


ハイスピードシンクロ (nakata #- URL)
こんにちは、質問させて下さいませ。

着物の女性の写真ですがハイスピードシンクロで撮影するとこういったテイストになるのでしょうか??

具体的にこういう時はハイスピードシンクロにしている、スローシンクロとの使い分けなどありましたらおしえていただけないでしょうか?

着物の女性の日中シンクロの様な写真を自分でもトライしているのですがなかなか満足できる写真にはなっていないのです・・・
[ 編集 ]


このロケはどこですか? (齋藤 忠広 #- URL)
青みがかった工場の夜警バックに赤いつなぎのモデルさんが合成のように写ってる写真は、どこで撮られたのですか?
こんなにインパクトのある写真は、今までみたことがありません。
是非場所を教えてください。
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