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日々の写真からどうでもいいたわごとなど。
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[ レビュー記事 ] 2009/03/22(日)
今回はカシオEX-Z400のセミナーに参加し、製品開発の背景
など伺うと共に、レビューのため製品を一ヶ月間お借りしました。

28ミリという広角、そしてF2.6という明るさを誇る
4倍ズームのレンズ。
シャッターボタン下部の折り目のような出っ張りが、
良いアクセントになっています。
手順は簡単ダイナミックフォト
EX-Z400といえば目玉なのがダイナミックフォト機能。
動画から被写体を自動的に切り抜き、背景と合成する
ことができる機能です。
百聞は一見にしかず、ということでまずはEX-Z400で生成した
実際のダイナミックフォトを見てみましょう。
このダイナミックフォトを作る手順は意外と簡単です。
1)まずBSボタンを押して「動くキャラクタ?」を選び、
SETボタンを押してから人物を撮影します。

モチロン、人物以外でも構いません。
2)次に人物にどいてもらい背景だけを撮影します。
すると、自動的に人物だけが切り抜かれ、人物だけの
動画(実際は連写した20枚の画像)が生成されます。

3)最後に、背景にしたい画像を指定して

(E-Z400で撮影)
合成する場所を決めると、最初に紹介したような
動画が完成するのです。
このように操作は簡単なのですが開発は大変だったようで

最初はこのような合成しかできなかったようです。
しかも、技術は比例直線的に向上するものではなく、

上下降を繰り返しながらある日突如大きく向上する
といった傾向が強いため、開発陣も「もう無理です」を
口癖のように唱えながら地道に開発を続けたそうです。
しかしその甲斐あり、カメラの使い道や楽しみ方を変える
ことのできる「ダイナミックフォト」というジャンルを開拓
することに成功したのです。

ダイナミックに撮れないダイナミックフォト
とまぁ撮影手順は簡単なのですが、綺麗に撮影するための
条件を整えるのが一苦労。

被写体を撮影した後、被写体にどいてもらい背景だけの
写真を撮ることで、カメラはそれらの写真を比較し、「何が
切り抜くべき被写体で、何が背景なのか」を判断します。
そのため、
1) 背景は被写体の色とは異なる単色の壁を選ぶ
2) 1)が無理な場合、できる限りカメラは動かさない
(三脚を使うことが望ましい)
といった条件を可能な限り満たすことで、カメラが正確に
被写体を判断して綺麗に切り抜くことができるようになります。
もし三脚を使わなくても、「背景だけ」を撮影する際に

画面にはこのように撮影した残像が残るため、手持ちでも
ある程度位置合わせが可能…なのですが、手持ちで撮影
するとかなり高い確率で失敗(エラーが出て撮影やり直し)
になります。
ですので、気軽に撮って、撮り溜めた動画を利用して楽しく
ダイナミックフォトを生成…というわけにはなかなかいきません。
背景をきちんと考える必要がありますし、三脚も可能な限り
用意するべきで、それらの手間を考えると、なんかこう、
ダイナミックに写真を撮っている気分にはなれません(笑。

(セミナーの様子。)
また、合成する際に動画は1/4サイズに縮小されてしまいます。
これがかなり致命的で、ダイナミックフォトという名称なのに
ダイナミックなダイナミックフォトを作る妨げになっています。
気軽に持ち出せるコンパクトデジカメで、お手軽に撮る事ができるけれど、
その準備が大変というこのチグハグさが、なんとなくダイナミックフォトを
中途半端な機能にしてしまっている気がします。
カシオの経営理念である「創造と貢献」という言葉を借りると、

ダイナミックフォトはまだ創造の段階なのでしょう。ダイナミックフォト
専用のボタンが用意されたとき…が、真のダイナミックフォト元年に
なるのではないでしょうか。
ちなみに、被写体撮影時にコマ撮りはできず、必ず被写体が連続して
動いている必要があります。そのため、初期のスターウォーズのように、
フィギュアやプラモデルを少し動かしては一枚撮影し、また少し動かして
一枚撮影…を繰り返して動画を作ることはできません。
もしこれができれば、プラモデルやフィギュアファンにバカウケする
カメラになる可能性があるかもしれません。
なお、一枚だけ写真を撮って被写体を切り抜くことはできるのと、
また、WEBサービスとして用意されているダイナミックスタジオでは
切り抜いた写真と背景を合成しながら動画を作成する機能が備わっているので、
この両者を使うことで、非常に手間がかかりますが、コマ撮りから動画を
生成することは可能です。
コミュニケーションツール
上述の通りダイナミックフォト機能の中途半端感は拭えないのですが、
EX-Z400は非常に性能の良いカメラですし、そもそもこのダイナミック
フォト機能を写真の延長線上で捉えるのは間違いなのかもしれません。

1994年にカシオが開発した世界初の液晶モニター付きデジタルカメラ
「QV10」は、写真を「撮る」だけでなく、「みんなで見て楽しむ」というところ
までをも視野に入れて企画されたカメラでした。
そしてこのZ400も、実はQV10の血を継いだコミュニケーションツール
であり、作ったダイナミックフォトをみんなで楽しむというところまでをも
視野に入れて誕生したカメラなのです。

「動画切り抜き」「合成」といった言葉からついつい、ダイナミックフォト
機能にハリウッドばりのCGのようなクオリティを期待してしまいますが、
このEX-Z400はそういったクオリティの高い合成を追求するための
カメラではなく、あくまで作る過程や創作行為を手軽に楽しむための
カメラなのです。
ですから、極端なことを言えば失敗した動画だっていいのです。
細かいことや仕上がりは気にせず、ダイナミックに大胆にどんどん
撮って創って楽しんだもの勝ちのカメラだといえます。

写真を撮る、ダイナミックフォトを作るといった行為はあくまで
EX-Z400で味わうことのできる楽しみのスタートにしか過ぎず、
その動画をみんなで見たり共有することで、次のステップの
楽しみが生まれるカメラなのです。
というわけで、今回はダイナミックフォト機能の特徴や問題点、
そしてその狙いについてまとめました。
次回はEX-Z400のカメラとしての性能に関してチェックします。

(EX-Z400で撮影。)
今回モデルを担当して下さったのは、Kirricoさんと松本瑞生さんです
(つづく)
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(haru8615 #gFk4hoFg URL)
しょういちさんって、物撮りうまいですね。
それにしても誘惑の多い、危険なブログだ...(笑 [ 編集 ]
(しょういち #- URL) |

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