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日々の写真からどうでもいいたわごとなど。
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[ レビュー記事 ] 2008/10/26(日)
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カシオ計算機株式会社とWillVii株式会社(みんぽす)
による開催の、モノフェローズを対象とした、高速連写
デジタルカメラEX-FH20セミナーのレポートです。
前回までの記事
・ 撮影した瞬間に時間を巻き戻し、もう一度撮影を行う感覚)
・ シャッターチャンスを「瞬間」から「間」に変えてしまう魔法のデジカメ
・ 「1を聞いて10を知る」の先があったセミナーイベント
■ 狙いは新しい文化の創造
1/40秒、1/1000秒という高速連写で世界を静止させるFH20。
その開発背景には「新しい文化の創造」があった。

従来のデジタルカメラは「失敗しない撮影」という部分に重点が
置かれていたため、そこでは他メーカーと差別化できる
ための機能開発が追求されていた。
最近のトレンドで言えば、手ぶれ補正機能や暗部補正
(ダイナミックレンジ拡大)、自動シーン認識機能などが
良い例だろう。
ところが、カシオがFH20(F1)が目指したのは、失敗しない撮影は
もちろんのこと、「撮ること自体が楽しい」「撮ったあとも楽しい」
カメラであることだった。
つまり、1/40秒もしくは1/1000秒という、超高速撮影で
この世界を切り抜くという楽しさ、通常肉眼では見ることの
できない非日常的な瞬間を見ることができるという楽しさだ。

開発本部QV統括部の宮田室長はこう語る。
「例えば、プロの野球選手のバッティングフォームと
お子さんのフォームをFH20で撮り比べ、それを見ながら
親子で楽しくコミュニケーションが弾む…というように、
家族を幸せにできるようなカメラになって欲しい。」
■ より小さく・安く
EX-FH20の開発はEX-F1に寄せられた声を見直すことからはじまった。

それは以下の4点に要約される。
・より小さく
・より安く
・より分かりやすく
・用途を提案する
「小さく」と「安く」が相反発する要素であることは、
想像するに難くない。しかも、ただ「小さく」するだけでなく、
液晶は大型化するという厳しい条件が要求された。
また、小型化すれば当然熱はこもりやすくなる。
高速で連写するとなれば尚更だ。この熱処理には
かなり悩まされたようだ。

ヒートシンクの形状を見直すなど、様々な工夫により
熱対策を施した過程を、自ら「熱い戦い」だったと、
宮田室長は振り返る。

その結果、3.0型の高性能クリア液晶モニター、
1/40秒の高速連写撮影、1/1000fpsのハイスピード
ムービー、光学20倍ズームと、スペックに一切妥協
することなく、小型軽量化に成功。

実際手にしてみると、見た目よりも軽いことに
驚くだろう。
ちなみにエネループを利用して撮影した場合、
1/40秒連写撮影を約250回、枚数にして1万枚の
撮影が可能というのだから驚異的だ。
また、従来機のEX-F1はプロ・マニアを、そしてこの
EX-FH20はハイアマチュアや、パパ・ママをターゲットと
したカメラだが、現在、さらに一般ユーザーをターゲットに
したカメラを開発中とのこと。

資料には「身近なシーンの中での新たな価値の提供」と
書かれていた。一体どんなカメラがデビューするのか、
期待したい。
■ 連続するシャッターチャンスはムービーで
シャッターチャンスを「瞬間」から「間(ま)」に変えることで、
誰でもシャッターチャンスを逃さなくなった、と、以前の
記事で書いた。
だが、そこにはひとつの問題があった。
1秒/40コマの連写撮影を行うと、次の撮影まで約8秒
撮影ができなくなるのである。これは撮影したデーターを
書き込み、次の撮影がスタンバイできるまでの「間」である。
そのため、先日の撮影会では「最初の」シャッターチャンスを
逃すことはなかったが、連続した「次の」シャッターチャンスを
逃すことも多かった(笑。「間」に助けられつつも、「間」に邪魔
されたというわけだ。
なので、もしシャッターチャンスが連続するような場面を
撮影する場合は、高速連写(1/40秒)撮影(1秒間しか
撮影できない)ではなく、HS(ハイスピードムービー)撮影
(最大4GBまで撮影できる)の利用をお勧めする。
次に混乱したのが

ダイヤルで選択する撮影モードだ。
このダイヤルを使って「一枚撮影」「高速連写」「フラッシュ連写」
「ハイスピードムービー」などの撮影モードを切り替える。
当然これらが最上位機能切り替えだと思っていたのだが、
実は、この上位に「オート」「絞り優先」などの露出モードが
存在する。(「SET」ボタンからメニューを呼び出して選択。)
そのため、露出モードを、例えば「ベストショット:HS夜景」に
設定すると、それが優先されてしまうので、ダイヤルを回して
撮影モードを「高速連写」に切り替えても、連写できない。
撮影モードを無効にする露出モード(ベストショット)はそんなに
多くないし、その場合は液晶モニタに「撮影モード無効」と表示
されるのだが、ダイヤルを回して一枚撮影から高速連写撮影に
切り替えたのに、一枚しか撮影できてなかった、というミスを
何度か起こしてしまった。
直感的にはダイヤルで切り替えるモードが優先されると思って
しまうため、撮影中にベストショット機能を選択したら、撮影後
必ず解除するように注意しないといけない。
まだあまり使っていないので、多くは語れないが、

レンズの横にAEL(明るさロックボタン)とマクロボタンがある。
押しやすくて良いが、このボタンの機能をカスタマイズできれば
(例えば上のボタンがHS夜景、下のボタンがISO切り替え、など)
もの凄く使いやすいカメラになると思う。

グリップは小さくて細身ながら、ほどよい深さが保たれており、
手の大きい私でも良いフィット感を得られる。男性でも女性でも
使いやすいだろう。
■ 撮った後に幸せになりたいなら画像ビュワーを選ぼう
ちょっとビックリしたのが、画像ビュワーが付属していなかった
ことだ。てっきり、1/40秒の高速連写した画像を、ひとまとまりに
整理して表示してくれるようなビュワーが付属していると思っていた。
高速連写した画像をまとめて動画に変換してくれる機能も
付属しているもんだと、勝手に妄想していた(笑。
こんなに高速連写できるカメラだと、撮った写真の枚数は普通の
カメラと比較にならないぐらいに増えるし、しかもそれらは似通った
写真ばかりになるから、専用ビュワーが無いと整理が大変になる
ことは簡単に予測が付く。
ビュワーが付属していないぶん、マニュアルにはパソコンを使って
画像を見る手順が詳しく説明されているのだが、やはり役不足。
というわけで、スタック機能(画像をひとまとめにできる機能)
を持つ画像ビュワーを探してみたが、これがなかなか少ない。
フリーソフトでは見つけることができなかった。
一番便利そうだったのが、私も愛用しているLightRoom2(1もOK)だ。
LightRoomには、画像の撮影時間を基準にして画像を
自動的にまとめてくれるスタック機能がある。

これを利用すれば、連写して撮影した画像は全て
自動的にひとまとまりになってくれるので非常に便利。
もちろん、オートブラケットで連写した写真をそれぞれ
別々にまとめたいときにも重宝する機能だ。
Photoshop ElementsやPhotoshopに付属している
Adobe Bridgeにもスタック機能が付いているが、
これは自動で処理してくれないので、それぞれの
写真を手動で選択してから、スタックを行い、
まとめていかなければいけない。

ちと面倒だが、BridgeはPhotoshop Elementsに付属
してくるので、Lightroomよりは手に入れやすいだろう。
というか、LightroomはRAW現像しないなら買う必要性が
あまりない。なお、LightRoom(1β)の簡単な解説については、
当サイトにも記載があるのでご参考あれ。
他にも、持っているビュワーソフトやオンラインソフトを色々と
試してみたが、画像をスタックできるものを見つけることは
できなかった。引き続き探してみたい。
なお、動画の編集に関しては、カメラ本体に編集する機能が
付いているので安心だ。
手ぶれ補正と被写体ブレ補正するブレ軽減機能、
顔検出機能、デジタル流し撮り機能、パストムービー、
ムーブアウト連写、など、まだまだ魅力的な機能が
てんこ盛りのFH20。
全ての機能を試すことができるかどうか不安だが、
次回はラスベガスで撮影を試すことになる予定。

(つづく)
関連リンク:カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-FH20 公式サイト
code:ex-fh20

