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■ 概要
FinePix F100fdは今年の3月にデジタルカメラ 「FinePix」の誕生10周年記念モデルとして 発売された富士フィルム渾身のコンパクトデジカメ。
 (K10D + シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/HSMで撮影。)
主な特徴として
・従来比400%のワイドダイナミックレンジ ・広角28ミリスタート、光学5倍ズーム ・顔キレイナビ(顔認識機能) ・光学手ぶれ補正 ・高感度に強いスーパーCCDハニカム (有効画素1200万、最高感度ISO12800)
等が挙げられ、機能的には最近の流行をほぼ全て 取り入れた「全部入り」デジカメである。
ダイナミックレンジ拡張機能については 「目で見たままをそのままに」――FinePix F100fd 「ワイドダイナミックレンジ」(中編) で予備知識を入れておくと分かりやすくなるだろう。
■ ズームレバーの感触が微妙
まだ届いてから30分程度しか使っていないが、 まず気になったのが電源ON/OFFボタンの位置と ズームボタンの感触。
 (K10D + シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/HSMで撮影。)
シャッターボタンのすぐ横に電源スイッチのボタン、 そしてその奥に赤外線通信用のポートがあるのだが 私はこの赤外線通信用ポートを電源スイッチと勘違い して押してしまう。
理由は…現在常用しているキヤノン 900ISの 電源ボタンが、F100fdの赤外線通信用ポート付近に 位置しているからだと思われる(笑。
しかしそれにしても、電源ボタンとシャッターボタンの 距離がほとんど離れていないため、電源ボタンを押そうと すると、かなり出っ張っているシャッターボタンが邪魔に なってしまう。
感触的にも、赤外線ポートの方がへこみが大きく、 こちらの方が「何かがある」肌触りのため、余計に 間違えてしまうようだ。
もう一点はズームレバーの感触。粘りが強すぎ、 動作範囲が狭いため細かい操作がしずらい。
電源ボタンはそのうち慣れるだろうが、このズーム レバーの感触はクセが強いように感じる。
(追記:一日経ってから動作させてみたら、別機種 のようにズームレバーが軽くなっていた…!笑 それまでは粘りが強く、動き出すタイミングが つかめないような状態だったのだが、どうやら この個体だけの問題のよう。
この機種、既に何度か使われてから私のところに 回ってきた機種で、最初に届いた時は粘着性の 汚れがひどく、クリーニングクロスで20分ほど 磨いたぐらい。)
(さらに追記:今度は猛烈に堅くなり、 レバーを動かそうとすると指が痛くなるぐらいに 力を入れないといけなくなり、さらに動かした レバーが戻ってこなくなる位に!笑
何度か動かしていると重くなったり軽くなったり するので、このズームレバーは壊れているのだと判断。)
重量や大きさに関しては、やや重め&大きめでは あるが、一般的なコンデジよりも大きいイメージ センサーを積んでいることを考慮すると、悪くはない 重さとサイズである。
5倍ズームで、機能てんこ盛りコンデジであることを 考えると、メーカーは相当頑張ったに違いない。
 (EOS-1D Mark III + タムロン SP AF90mmで撮影)
なんとなく指が似合うデジカメという気がして撮った一枚。
■ ノイズ処理の妙技
試しに何枚か撮ろうとメニューを選択していると、 「人物」モードの他に「美肌」モードもあるということに 気がついた。
最近のFinePixには全て美肌モードも搭載されて いるのか気になり、軽く調べてみたところ、Z200fdや Z20fdには搭載されておらず、S100FSには搭載 されている模様。
上位機種にしか搭載されていないこの美肌モード、 どうせ肌の部分だけに強くノイズをかけて不自然な 写りになるんだろうな…と期待せずに撮ってみたら これは驚いた。
 (FinePiex F100fd AUTOモードで撮影)
 (FinePiex F100fd 美肌モードで撮影)
まるでレタッチソフトで丁寧に補正をしたような、 自然な仕上がりを見せたのだ。
人物(ポートレート)モードでは、肌を綺麗に見せる ために肌の部分だけにノイズ処理をかけ、肌の荒れを 修正することが多いのだが、その処理が強すぎると 全体で見た場合に不自然な仕上がりになることがある。
ところが、このF100fdの美肌モードでは、少し強めに ノイズ処理がかかっているにもかかわらず、エッジを 生かすよう上手に処理しているので、しっとりとした 立体感が感じられる肌に仕上がっている。
というか、むしろ美肌モードの方は、このシャープネス 処理のおかげで解像感があがっているかのような 印象すら受ける。
それで思い出したのがこちらの記事。
【インタビュー】2008年の戦略を訊く[富士フイルム編] 〜FinePix 10周年記念モデルは第2弾も
---------- ■ ノイズリダクションへのアプローチを変えて高画質化
富士フイルムの製品は従来から、センサーで発生する ノイズの種類を判別し、ノイズとエッジを的確に判別して 処理することで、高感度時の画質を向上させてきました。
従来は特に輪郭と高周波数成分に特化してノイズ処理を 徹底的に行ないましたが、今回は中域から低域にかけての ノイズ判別を強化し、より積極的にノイズを除去しています。 また、ノイズ処理で解像力が下がるという意見もありました ので、解像感を下げないようチューニングを施しています。 ----------
恐らくは、このノイズ処理と、顔認識の機能をあわせて 利用したのが美肌モードだと思われる。
ノイズ処理に関しては「CGのような塗り絵画質になる」 など賛否両論あるが、F100fdの美肌モードはかなり 完成度の高いノイズ処理機能だと感じられた。
これは凄いぞ〜!美肌モード。
「友達以上恋人未満」のあの子を美肌モードで 綺麗に撮れば、好感度アップ間違いナシだ!
さすが高感度対応デジカメFinePix…。
(つづく)
code:F100fd
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