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みんぽすレビューのため、Willvii株式会社経由で お借りしたソニーCyber-shot DSC-T200のレビューの続きです。 無償モニターなので辛口レビューになるコトもあります。
前回のレビューはこちらになります。 ・見た目薄く、持つとずっしり 〜Cyber-shot DSC-T200 レビューその1 ・大画面タッチパネル液晶はあの子との距離を縮めてくれる 〜Cyber-shot DSC-T200 レビューその2 ・スマイルシャッター機能の大きな誤算 〜Cyber-shot DSC-T200 レビューその3 ・クリスマスの奇跡 〜Cyber-shot DSC-T200 レビュー番外編
■ 静かで素早いAF
T200のAF(自動ピント合わせ)はかなり速く、なによりも 静かです。そしてまたズーム動作も無音。動画撮影時に ズームやAFが可能となっているのが頷けます。
(サイズの小さいデジカメは、どうしてもズームやAF時の 動作音をマイクで拾ってしまうため、動画撮影時のズームや AFができない機種が多いのです。)
また、顔検知や追随速度もかなり速く、正確です。
AFの速度や静粛性はなかなかカタログ値に現れにくい 部分なのですが、こういった基本的な機能がしっかり しているとストレス無く撮影できます。
ただし、暗いところやコントラストが弱い場所(色の差が はっきりしない場所)ではAFの精度が落ちました。 大きくピントを外すことはほとんど無いのですが、 パソコンで画像を確認してみると若干ピンボケしている 写真がいくつかあり、やや正確さに欠けるきらいがあります。
また、画面をタッチした場所にピントをあわせるスポットAFは 三脚を使った撮影の際に非常に便利でした。なお、被写体に 人物が含まれている場合は、顔キメ機能により顔にピントが (モチロン、露出も)あうので、いちいち顔にピントをあわせて から構図を合わせる…という手間が省けます。
■ 自然な仕上がりの写真
DSC-T200で撮った写真を別ページに掲載しているので 参考にして下さい。
一昔前のソニーのデジカメといえばキャノンのような鮮やかな 傾向が強かったですが、最近は目で見た自然さを重視して いるようで、Dレンジオプティマイザと相まって、見たままの 自然な写真が撮れるという感じでした。
例えば、輝度差の激しい逆光などの条件で撮影すると、 従来のデジカメであれば、あとから撮った写真を見た際に 「あれ?こんなシーンだったっけ?」と思わずつぶやいて しまう出来になることが多かったのですが、T200の場合 それがほとんどありません。
例えば、明るい空と暗いテラスが含まれる構図で

手前のテラスを綺麗に撮りたいと思うと、空の色が 犠牲に(左の写真)、空を綺麗に撮りたいと思うと、 テラスが犠牲に(右の写真)になってしまいますが、
DSC-T200であれば何も考えずにオートモードで シャッターボタンを押すだけで

Dレンジオプティマイザーが働き、どちらも犠牲に することなく撮ることができます。
モチロン、露出をどうするか、どこを暗く撮るかなど 考えることは写真を撮る一つの楽しみなのですが、 難しいことを考えずにとりあえず撮りたい時や、 時間が無いときには本当に便利でした。
このDレンジオプティマイザーは手動でON/OFF できないし、動作状況も一切表示されないので 実際どの程度働いているのかは、自分の経験から 推測するしかないのですが、撮った写真を眺める感じ、 Dレンジオプティマイザが活躍しているのは間違い ないと思います。
ただし、レンズのズーム倍率が5倍のため、広角側 での歪曲収差(画面端でのゆがみ)はかなり 目立ちます。フォトショップなどのソフトで修正する ことはできますが、付属ソフトであるPicture Motion Browserでは修正できないので、気になる方は別途 ソフトを用意する必要があります。
■ 整理整頓が苦手な人にはピッタリ
付属の画像管理ソフトの使い勝手は、いつも重要視 している点です。使い勝手の良い管理ソフトが一つ あるだけで、撮影後の作業に大きく差が出るばかりか、 撮影のやる気にも影響が出てきます。使い勝手の悪い 管理ソフトだと、「沢山撮るとあとが面倒だから…。」と、 ついついシャッターを押すのを遠慮してしまいがちです。
T200に付属しているPicture Motion Browserは、整理整頓が 苦手な人にはピッタリのソフトだといえます。

一つ(もしくは複数)のフォルダに画像をまとめて ぶち込んでおけば、あとはソフトが撮影日を基準に 勝手に整理して表示してくれるのです。
要は、画像をパソコンに取り込めばあとは自動で 整理してくれる感覚です。フォルダ分けすら不要です。

日を選択すれば、時間毎に分類された写真を 見ることができます。

さらに、地図に写真を貼り付ける機能も搭載されており、 データーベース化が好きな人にはオススメのソフトです。
■ その他の機能の感想
私的な実用ISOは1600までです。ISO1600になると ディティールがつぶれますが、コンデジであることを 考えるとかなり綺麗だと評価できます。縮小して使えば 特に問題はないでしょう。
ISO3200は印刷するには少しキツイですがブログなど 縮小前提であれば使えないことはありません。しかし、 重要なのはISO3200が使えるという点です。どうしても フラッシュを使わずに/フラッシュが使えない状態で 撮らなければいけないという場面でISO3200を使い、 ブレ無しで撮れるというのは非常に意味があります。
撮影サイズは8M(3264x2448)、3:2(3264x2176)5M、 3M、VGA(640x480)、16:9(1920x1080)の6種類。 このうち、T200の液晶画面一杯に撮影できるのは16:9 のみです。そのため撮っていて楽しいのは16:9なのですが、 その場合の画素数は約200万画素になります。
T200は800万画素機なので16:9だとその性能の4分の1 しか使っていないことになります。画素数は多ければ 多いほど良い、というわけでもないのですが、さすがに 200万画素になると解像感は800万画素の画に劣ります。
さらに16:9のサイズはL版で印刷すると妙に横(縦)長で 余白の多い写真になってしまうため、ハイビジョンテレビに ドットバイドットで表示する以外では、ブログやホームページ など縦横サイズが限定されない用途で使うと良いでしょう。
画像は大きければ大きいほど迫力が増し、見やすく なります。そういった点では3.5型ワイド液晶は非常に 便利で、撮った写真をその場のみんなで楽しむことが できるのですが、タッチパネル故に操作すればするほど 汚れていき、画像が見づらくなるという矛盾をはらんで います。
ペイントペン(DSのタッチペンのようなもの)が付属して おり、それをストラップに通してT200と一緒に持ち運び できるようになっているので、指紋の汚れが気になる 方はこちらをご利用下さいということなのでしょう。
惜しむらくは、バッテリーの持ちが若干弱いことです。 幸いなことにバッテリー残量の表示はかなり正確なので (某メーカーのように「バッテリー残量残り半分」から一気に 0になることはない)、残量が危なくなってきたら積極的に 電源を切って(カバーをスライドさせるだけで電源はOFFに なる)、温存させるのがよいでしょう。
ペイント機能、カメラ内レタッチ、マルチリサイズ機能 などは、それ一つで作業が完結するため、ブログ全盛の 今の時代において便利な機能だと思われます。
ただし、自分はソフトを使って処理するので使いません でした。
■ 総評
一見するとデジカメとは思えないデザイン、 多機能高倍率機ながらスリムボディ、 Dレンジオプティマイザによる破綻のない写真、 と、なかなか魅力満点な機種です。

特にデザインは、メッキ処理しているロゴ部分と ストラップフックが秀逸です。
が、せっかくの目玉のスマイルシャッター機能が 前述の通り独立のモードとして用意されているため、 オートモードやプログラムオートモードといった 通常モードとの併用ができないのが残念です。
スマイルシャッターモードにしてしまうと、普通の 撮影ができなくなってしまうため(スマイル検知 のみでしか撮影できなくなってしまう)、いちいち 切り替えるのも面倒で、結局、あまり使いません でした。
いちいち切り替えてると、みんなしらけてしまうん ですね…。そんなことするよりも、今目の前にある 素敵な笑顔をサッと撮った方が、よい表情を撮る ことができます。
スリムで持ち運びに便利だし、AFは速いし、Dレンジ オプティマイザーのおかげで綺麗に撮れるし、と、 ストレスフリーなだけに、このスマイルシャッター 機能の不便さがやたらと目立ち、本当にそれだけの ことなのですが、ストレスに感じてしまいます。
スイッチ一つで付随的にスマイルシャッター機能を ON/OFFできれば活用の場面が広がることは明白 なだけに、次の機種に期待です。
逆に、この点が気にならない方(スマイルシャッター機能を メインで使ったり、もしくはほとんど使わない場合)は、 非常に満足のいく機種だと断言できます。
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