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[ レビュー記事 ] 2008/01/05(土)
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・PC・携帯・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。このレビュー掲載に対する報酬等は一切ありません。故にこのレビューは完全に中立な立場から本音を書いています。(唯一事実誤認を指摘された場合のみ修正を行います。)レビュー商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちらをご参考下さい。 当サイトのレビュー記事を初めてお読みになる方は執筆のバックグラウンドもご確認下さい。 ■ ソニーCyber-shot DSC-T200のレビューです。 前回までのレビューはこちらになります。 ・見た目薄く、持つとずっしり 〜Cyber-shot DSC-T200 レビューその1 ・大画面タッチパネル液晶はあの子との距離を縮めてくれる 〜Cyber-shot DSC-T200 レビューその2 ・スマイルシャッター機能の大きな誤算 〜Cyber-shot DSC-T200 レビューその3 ・クリスマスの奇跡 〜Cyber-shot DSC-T200 レビュー番外編 ■ 静かで素早いAF T200のAF(自動ピント合わせ)はかなり速く、なによりも 静かです。そしてまたズーム動作も無音。動画撮影時に ズームやAFが可能となっているのが頷けます。 (サイズの小さいデジカメは、どうしてもズームやAF時の 動作音をマイクで拾ってしまうため、動画撮影時のズームや AFができない機種が多いのです。) また、顔検知や追随速度もかなり速く、正確です。 AFの速度や静粛性はなかなかカタログ値に現れにくい 部分なのですが、こういった基本的な機能がしっかり しているとストレス無く撮影できます。 ただし、暗いところやコントラストが弱い場所(色の差が はっきりしない場所)ではAFの精度が落ちました。 大きくピントを外すことはほとんど無いのですが、 パソコンで画像を確認してみると若干ピンボケしている 写真がいくつかあり、やや正確さに欠けるきらいがあります。 また、画面をタッチした場所にピントをあわせるスポットAFは 三脚を使った撮影の際に非常に便利でした。なお、被写体に 人物が含まれている場合は、顔キメ機能により顔にピントが (モチロン、露出も)あうので、いちいち顔にピントをあわせて から構図を合わせる…という手間が省けます。 ■ 自然な仕上がりの写真 DSC-T200で撮った写真を別ページに掲載しているので 参考にして下さい。携帯でもアクセス可能です。 一昔前のソニーのデジカメといえばキャノンのような鮮やかな 傾向が強かったですが、最近は目で見た自然さを重視して いるようで、Dレンジオプティマイザと相まって、見たままの 自然な写真が撮れるという感じでした。 例えば、輝度差の激しい逆光などの条件で撮影すると、 従来のデジカメであれば、あとから撮った写真を見た際に 「あれ?こんなシーンだったっけ?」と思わずつぶやいて しまう出来になることが多かったのですが、T200の場合 それがほとんどありません。 例えば、明るい空と暗いテラスが含まれる構図で ![]() 手前のテラスを綺麗に撮りたいと思うと、空の色が 犠牲に(左の写真)、空を綺麗に撮りたいと思うと、 テラスが犠牲に(右の写真)になってしまいますが、 DSC-T200であれば何も考えずにオートモードで シャッターボタンを押すだけで ![]() Dレンジオプティマイザーが働き、どちらも犠牲に することなく撮ることができます。 モチロン、露出をどうするか、どこを暗く撮るかなど 考えることは写真を撮る一つの楽しみなのですが、 難しいことを考えずにとりあえず撮りたい時や、 時間が無いときには本当に便利でした。 このDレンジオプティマイザーは手動でON/OFF できないし、動作状況も一切表示されないので 実際どの程度働いているのかは、自分の経験から 推測するしかないのですが、撮った写真を眺める感じ、 Dレンジオプティマイザが活躍しているのは間違い ないと思います。 ただし、レンズのズーム倍率が5倍のため、広角側 での歪曲収差(画面端でのゆがみ)はかなり 目立ちます。フォトショップなどのソフトで修正する ことはできますが、付属ソフトであるPicture Motion Browserでは修正できないので、気になる方は別途 ソフトを用意する必要があります。 ■ 整理整頓が苦手な人にはピッタリ 付属の画像管理ソフトの使い勝手は、いつも重要視 している点です。使い勝手の良い管理ソフトが一つ あるだけで、撮影後の作業に大きく差が出るばかりか、 撮影のやる気にも影響が出てきます。使い勝手の悪い 管理ソフトだと、「沢山撮るとあとが面倒だから…。」と、 ついついシャッターを押すのを遠慮してしまいがちです。 T200に付属しているPicture Motion Browserは、整理整頓が 苦手な人にはピッタリのソフトだといえます。 ![]() 一つ(もしくは複数)のフォルダに画像をまとめて ぶち込んでおけば、あとはソフトが撮影日を基準に 勝手に整理して表示してくれるのです。 要は、画像をパソコンに取り込めばあとは自動で 整理してくれる感覚です。フォルダ分けすら不要です。 ![]() 日を選択すれば、時間毎に分類された写真を 見ることができます。 ![]() さらに、地図に写真を貼り付ける機能も搭載されており、 データーベース化が好きな人にはオススメのソフトです。 ■ その他の機能の感想 私的な実用ISOは1600までです。ISO1600になると ディティールがつぶれますが、コンデジであることを 考えるとかなり綺麗だと評価できます。縮小して使えば 特に問題はないでしょう。 ISO3200は印刷するには少しキツイですがブログなど 縮小前提であれば使えないことはありません。しかし、 重要なのはISO3200が使えるという点です。どうしても フラッシュを使わずに/フラッシュが使えない状態で 撮らなければいけないという場面でISO3200を使い、 ブレ無しで撮れるというのは非常に意味があります。 撮影サイズは8M(3264x2448)、3:2(3264x2176)5M、 3M、VGA(640x480)、16:9(1920x1080)の6種類。 このうち、T200の液晶画面一杯に撮影できるのは16:9 のみです。そのため撮っていて楽しいのは16:9なのですが、 その場合の画素数は約200万画素になります。 T200は800万画素機なので16:9だとその性能の4分の1 しか使っていないことになります。画素数は多ければ 多いほど良い、というわけでもないのですが、さすがに 200万画素になると解像感は800万画素の画に劣ります。 さらに16:9のサイズはL版で印刷すると妙に横(縦)長で 余白の多い写真になってしまうため、ハイビジョンテレビに ドットバイドットで表示する以外では、ブログやホームページ など縦横サイズが限定されない用途で使うと良いでしょう。 画像は大きければ大きいほど迫力が増し、見やすく なります。そういった点では3.5型ワイド液晶は非常に 便利で、撮った写真をその場のみんなで楽しむことが できるのですが、タッチパネル故に操作すればするほど 汚れていき、画像が見づらくなるという矛盾をはらんで います。 ペイントペン(DSのタッチペンのようなもの)が付属して おり、それをストラップに通してT200と一緒に持ち運び できるようになっているので、指紋の汚れが気になる 方はこちらをご利用下さいということなのでしょう。 惜しむらくは、バッテリーの持ちが若干弱いことです。 幸いなことにバッテリー残量の表示はかなり正確なので (某メーカーのように「バッテリー残量残り半分」から一気に 0になることはない)、残量が危なくなってきたら積極的に 電源を切って(カバーをスライドさせるだけで電源はOFFに なる)、温存させるのがよいでしょう。 ペイント機能、カメラ内レタッチ、マルチリサイズ機能 などは、それ一つで作業が完結するため、ブログ全盛の 今の時代において便利な機能だと思われます。 ただし、自分はソフトを使って処理するので使いません でした。 ■ 総評 一見するとデジカメとは思えないデザイン、 多機能高倍率機ながらスリムボディ、 Dレンジオプティマイザによる破綻のない写真、 と、なかなか魅力満点な機種です。 ![]() 特にデザインは、メッキ処理しているロゴ部分と ストラップフックが秀逸です。 が、せっかくの目玉のスマイルシャッター機能が 前述の通り独立のモードとして用意されているため、 オートモードやプログラムオートモードといった 通常モードとの併用ができないのが残念です。 スマイルシャッターモードにしてしまうと、普通の 撮影ができなくなってしまうため(スマイル検知 のみでしか撮影できなくなってしまう)、いちいち 切り替えるのも面倒で、結局、あまり使いません でした。 いちいち切り替えてると、みんなしらけてしまうん ですね…。そんなことするよりも、今目の前にある 素敵な笑顔をサッと撮った方が、よい表情を撮る ことができます。 スリムで持ち運びに便利だし、AFは速いし、Dレンジ オプティマイザーのおかげで綺麗に撮れるし、と、 ストレスフリーなだけに、このスマイルシャッター 機能の不便さがやたらと目立ち、本当にそれだけの ことなのですが、ストレスに感じてしまいます。 スイッチ一つで付随的にスマイルシャッター機能を ON/OFFできれば活用の場面が広がることは明白 なだけに、次の機種に期待です。 逆に、この点が気にならない方(スマイルシャッター機能を メインで使ったり、もしくはほとんど使わない場合)は、 非常に満足のいく機種だと断言できます。 code:DSCT200 [ → ホームページに戻る ] |
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